1000万台の家建築の際は地域密着企業を推奨

住宅建設で忘れてはならないのは地域の風土、気象、風景や環境、さらには地域文化まで意識することです。日本の北部と南部では降雪の有無や年間平均気温、台風の頻度など環境が異なっていますから、その地域にマッチした住宅建設を考慮することが大切です。そのためには地域に密着したハウスメーカーが推奨できます。その理由はその地域に関する多くの情報を持っているからです。地域に溶け込んだ建物のデザインや色合いは、総体的に地域のイメージを高める効果が期待できます。とりわけ3点について考える時、地域密着型ハウスメーカーのメリットが理解できます。第1に、建設工事を環境という視点でとらえ、地域の環境、持続可能な地球環境保全まで展望するような高い意識を持っていることです。1992年に開催された地球環境に関するサミット以来、持続可能な経済対策が打ち出されています。木造建築でいえば、持続可能な森林運営をおこなって木材を使用したり、大量生産が可能でコストを抑えられるプレカット工場で事前処理をしたり、木くずリサイクルを推進しているハウスメーカーであれば、地球環境への意識が高い発注者にとって信頼できます。コスト面で有利なので建設費1000万円台の家を建てることも視野に入れることができます。また木材を使用することは地域の環境を守り、地域密着のメリットを高めます。文部科学省が公表している炭素ストック、CO2放出の観点から見た木造住宅建設の評価データをみると、材料製造時の炭素放出量は、木造住宅が5.1トンなのに対し、鉄骨プレハブ住宅は14.7トン、鉄筋コンクリート住宅は21.8トンとなっています。木造住宅にこだわるハウスメーカーはCO2排出を抑制することが地域の自然環境保護、ひいては地球環境の保全につながるという理念を大切にしています。

建築後の充実サービスにも注目

第2に、建築後のアフターサービスやメンテナンスが依頼しやすいことです。地域密着を標榜しているハウスメーカーは、当然ながら地域の評価がどうであるかを重視しているので、作ったら終わりという考え方ではなく、作った後こそが重要だというポリシーを持っていることが多いです。特に会社内に建築部門以外に不動産事業を扱う部門があれば、専門的知識を持つスタッフがいますので、管理やメンテナンスだけでなく、賃貸に出すといったケースが生じた場合などでも、適切なアドバイスや対応をスピーディにやってくれることが期待できます。企業によっては24時間対応の顧客センターを設置しているところもあり、地域密着型のメンテナンス体制を確立しています。1000万円台の家を発注する際も、こうしたサービスは等しく受ける権利があるので利用するのが賢明です。

地域密着企業が地域貢献にこだわる理由

第3に、地域の文化や伝統継承に寄与したり、地元のスポーツチームへの支援を行うことで、地域住民の幸福度を上げたり、地域活性化につながる恩返し的な活動をしているのも、地域密着を掲げるハウスメーカーの特徴です。なぜ地域貢献にこだわるのかといえば、例えば住宅を建てる際にはどうしても一定の騒音が出ます。1000万円台の家でも同じ状況は生まれます。大型の工事車両が出入りするために一時的に交通規制を行う必要がある場合もあります。これは社会生活を営む上で受忍限度内のことと言えないわけではありませんが、事業を行う上で地域住民に迷惑をかけてしまうという自覚を持つのも地域密着型企業の良い面でもあります。こうした面から考えると、地域密着という旗を掲げているかどうかは、ハウスメーカーの信頼度を推し量るバロメーターになるともいえます。